【連載第1回】受験生の成績UPには栄養が鍵〜集中力を上げケアレスミスを無くすには〜
「受験生の成績UPには栄養が鍵〜集中力を上げケアレスミスを無くすには〜」と題して、全7回のコラムとレシピをご紹介していただきます。
今回は記念すべき第1回目です！
① 集中力を高めて成績を上げる近道とは？！脳に必要な栄養素はこれ！
皆さん。受験生の学力は勉強だけでなく栄養でＵＰ出来る事知っていますか？
そのお手伝いをさせて頂いております。
受験必勝フードサポーターの尾田衣子と申します。
食事の見直しでその子の成績が変わる！
最短2週間続けることで集中力が上がる7つの食習慣をベースに、日々の献立をしっかりと指導させて頂いています。
一昨年ですが、息子の中学受験を経験しました。
そこで感じた事は子供のココロとカラダの健康土台を作る事。
それが出来れば子供の「やる気ｓｗｉｔｃｈ」は入ります。
受験当日、最高のパフォーマンスを発揮できる体づくりを一緒にサポートしていきましょう！
でもまだ「本当に食べ物で成績が上がるの？？」と思っている方沢山いらっしゃると思います。
このコラムではその「ほんと？？」を「なるほど！！」と言う思いに変え、是非今日から実践してもらえる様、お話をさせていただければと思います。
そして、1品づつ簡単レシピもご紹介しますので是非ご家庭の食卓の1品に加えていたけたら嬉しいです！！
さて、今回は1回目。ということでコンテンツテーマは「集中力を高めて成績を上げる近道とは？」と題しまして、脳に最も必要な栄養についてお話をしたいと思います。
皆さんの中で、なんだか朝はだるくて学校の授業が頭に入らない。また、お昼を食べた後は眠気との闘い。塾に行くけど集中出来ない。帰ってから夜勉強したのに眠くてダウン・・・。なんて事ありませんか？
それは脳が快適運転していない証拠です。そう、脳の栄養不足サイン。脳に栄養が足りていないのです。
脳は体全体の約2％の質量しかありません。
しかし、エネルギー消費量はなんと20～25％以上なんです。小さい割に大きなエネルギーが必要となればしっかりとしたエネルギー源が必要になりますよね！
そのエネルギー源はズバリ「糖質（ブドウ糖）」です。
糖質と聞くと『甘い物』と思われがちですがそれはNO！ここでいう糖質とは砂糖ではなくお米やパン、麺などの糖質をとる事をお勧めします。
さて、どうしてこんなにエネルギー消費が激しいのでしょうか。そう。脳は話したり、思い出したり、覚えたり。計算したり、考えたりと毎日休むことなく常に動いているのです。それを考えればどれだけエネルギーが必要か想像つきますよね。立ったり座ったり、体の維持のためにも脳は指令を出し続けています。
となると、必然的にエネルギーが不足すると脳の動きが鈍くなり、いろいろな活動に影響が出てしまうのです。昨今の風潮で成長期の子供たちも「太りたくない」という理由で過度な糖質制限をする人もいますが、適量の糖質を摂ることはとても大切という事が分かります。
ご飯やパンなどの主食や果物等に含まれる糖質は、消化酵素の働きによってブドウ糖に分解されます。ブドウ糖は、脳の唯一のエネルギー源です。このブドウ糖が供給されることで、脳はスムーズに働くことができるわけです。
脳の働きを衰えさせないためにも、ごはんやパンなどの炭水化物は適量を摂取するよう心がけましょう。
でも、「糖質」だけを取っていれば良い。という訳ではありません。唯一のエネルギー源の働きをしっかりと良いものにするには糖質以外にも必要な栄養素があります。
その内容は次回にお話ししたいと思います‥‥‥。
尾田衣子先生の今日の1品
■【脳を活性化！】鯖のトマトカレー
鯖缶はDHAが豊富！
DHAには脳を活性化して集中力や判断力、そして思考力が高まる働きがあると言われています。
成長期の今こそDHAをしっかり取って脳の発育をワンランクアップさせましょう！
【材料】2人分
鯖水煮缶……1缶
玉ねぎ…‥1/2個
人参……1/2本
チューブ生姜……大さじ1/2
にんにく……1かけ
ホールトマト……400ｍｌ
カレー粉……大さじ1
トマトケチャップ……大さじ2
ウスターソース……大さじ2
塩・コショウ・オリーブオイル……適量
米……1合
ターメリックパウダー小さじ1/2
【作り方】
1、ご飯を研ぎ、分量分の水を入れターメリックを加え炊く。
2、玉ねぎ、人参、にんにくはみじん切りにする。
3、鍋にオリーブオイルを熱し②をしんなりするまで炒め、カレー粉を加え更に炒める。
4、③に鯖水煮缶を汁ごと、崩したホールトマト、トマトケチャップ、ウスターソースを加え15分程弱火で煮込み塩・コショウで味を調える。
5、器に①、④を盛り付けコショウを振る。
◎ポイント
手軽に使える鯖缶をトマト＆カレー風味にした一品。
鯖缶はオメガ3が取れ、更に骨ごと食べられるのでカルシウムも摂取出来ます。
鯖缶の汁も一緒に入れることで出汁となりコクが出ますし流れ出した栄養もゲット！
カレー粉を入れたらしっかりと炒め香りを出しましょう。
ターメリックがあれば是非ターメリックを入れてみてください。
カレーとともにスパイスのパワーは血糖値を安定にさせてくれる効果もあるんですよ。
◎著者紹介
尾田 衣子 先生
(株式会社アシェット代表/受験必勝フードサポーター・料理研究家・分子栄養学アドバイザー)
会社員時代に新人研修を担当として鍛えた「教えるスキル」と、美味しいものを食べる事が好きで研究した料理のスキルより、料理研究家として独立。料理教室、企業へのレシピ提供、レシピ本執筆、テレビ出演などと活動していたが、我が子が中学受験に挑む事になり、子供の受験サポートに注力する。
しかし、塾の送迎、プリントの仕訳けと手をかける程に我が子の「なぜケアレスミスが多いの？」「ゲームは集中してやるのに、勉強はどうして集中出来ない？」と、イライラが募り、悪循環に陥る。
そんな時に分子栄養学アドバイザー資格を取得。「成績を上げる栄養」にフォーカスして学びを深め、我が子と一緒に食事を見直したところ、子供の学力が上がるのを実感。
この経験で、改めて受験期の子どもの心身の成長には、それに適した栄養が不可欠という事を知り、かつての自分と同じような悩みを持つ受験時の親子を食でサポートすべく、受験必勝サポーターとして活動中。
「成績を上げる栄養」についてより詳しく知りたい方はこちらのセミナーへ！
