都内公立中3年生の評定状況の調査結果


出典:東京都教育委員会

 

東京都教育委員会は2025年3月27日、都内公立中学校第3学年及び義務教育学校第9学年の評定状況の調査結果について公表した。

 

東京都教育委員会は、学習指導要領の目標に準拠した評価の客観性・信頼を確保することを目的に、平成14年度より評定状況の調査を実施している。今回公表したのは、都立公立中学校第3学年及び義務教育学校第9学年(令和6年12月31日現在)の調査結果。都内公立中学校等622校が調査対象。

 

国語・社会・数学・理科・音楽・美術・保健体育・技術家庭・外国語(英語)の9教科全体の評定の分布は、5が12.4%、4が23.1%、3が47.1%、2が13.5%、1が3.9%。

前年度と比較すると、5と2は増減がなく、4は0.02ポイント減、1が0.03ポイント減、3が0.05ポイント増だった。

 

中学校別に見てみると、全教科にわたり評定の1がついていない学校は前年度と同数の1校だけであった。

2と1の評定が全くない教科のある学校は、前年度は1校だったが、該当なしとなった。

 

東京都教育委員会は、区市教育委員会等から、各中学校等における評定分布状況を分析して継続的な指導・助言を行なっており、十分な評価資料を基に各教科の観点別学習状況の評価及び観点別学習状況の評価を総括した評定を行なっているという報告を受けたことから、成績一覧表及び調査書に記載されている評価はおおむね適正に実施され、客観性・信頼性は確保されていると判断したとのこと。

 

 

 リンク

東京都教育委員会