朝学習のすすめ

 

 

みなさんは勉強をするとき、どの時間帯が一番集中できると感じますか?

朝?おうちの人がみんな寝た時間?休み時間?昼寝をした直後?

人によって様々なのではないかと思います。

 

その中で、今回は朝に勉強することのメリットと、朝型に切り替えるためのコツを紹介します!

興味を持ったらぜひ実践してみてください!

 


 朝学習のメリット

 

まずは朝学習のメリットを5つ紹介します。

 

頭がすっきりしている

時間の確保がしやすい

試験本番で実力が発揮できる

登校までの限られた時間だから集中できる

誘惑になるものが少ない

 

頭がすっきりしている

脳科学者の茂木健一郎先生曰く、朝起きてから約3時間は脳が最も効率よく働く「ゴールデンタイム」です。

人間の脳は寝ているうちに記憶の整理をして定着させるという仕組みのため、朝起きた時は頭がすっきりしていて、その状態が一番勉強に適しているのです。

 

時間の確保がしやすい

夜は部活で帰るのが遅くなってしまった、疲れて寝てしまった、急に塾の授業が入ったなど、いつもとは違うイレギュラーなことが起きやすくはないでしょうか?

そのため、自習の時間が取れなかったり、予定していた内容が終わらなかったりなんてことに……。

 

朝の勉強ではその心配が必要ないので、時間の確保がしやすく、計画もうまく進めることができます!

 

試験本番で実力が発揮できる

自分は朝型ではないという方の中には、夜に勉強することが多くいつも朝起きるのが辛い、1時間目などは眠くて集中できていないというような方が多いのではないでしょうか?

 

実際の入試や、その前の模試は午前中に行われます

 

そのため、普段から朝早く起きて勉強をする習慣をつけておくと、本番の入試でも本来の自分の実力を十分に発揮することができるため、受験生にとてもおすすめです!

 

登校前の限られた時間だから集中できる

朝は時間が限られているため、集中して勉強することができます!

 

例えば、寝坊をしまった時、いつもなら出かける支度に30分かかるのに、驚異的なスピードで支度が完了し、いつもの時間に間に合った!という経験はありませんか?

これはタイムプレッシャーの効果といって、何かをやる時に制限時間を設けることでそれを時間内に終わらせようと、集中して取り組むことができるのです。

 

夜は寝る時間を削れば、いつまでも起きて勉強することができてしまいます。

朝は、身支度や朝ごはんを食べる時間、家を出なければならない時間が決まっており、タイムプレッシャーの効果でその時間まで集中することができるため、短い時間でも結果的に効率がよくなっています!

 

誘惑になるものが少ない

夜は面白いバラエティ番組や気になるドラマ、友達がSNSを更新していたり、メッセージが届いていたりとどうしても誘惑が多く、それらを我慢することに対してストレスを感じませんか?

 

朝だったらテレビはニュース番組だけです。

リアルタイムで友達とSNSやメッセージでつながることもほとんどありません!そのため、やるべきことに取り組むことができます!

 


 朝型に切り替えるには

 

ここまで朝学習のメリットを紹介しました。

朝学習っていいな!実践してみたい!と思いはするけれど、朝起きるのは苦手……という方に向けて、朝方に切り替えるコツも紹介します!

 

全部一度に始めなくても大丈夫です。できることから始めてみましょう!

 

まずは早く起きる

起きたら日の光を浴びる

朝食をとる

寝る前にやるべきことを逆算して行動する

朝に楽しみを作る

 

まずは早く起きる

「早寝早起き」をしようと意識すると、早く寝よう、早く寝ようと思うことが優先してしまい、全然眠れなかった。そして早くも起きられなかった、ということになりかねません。

 

そのため、朝型に切り替えるためにはまずは早く起きることから始めましょう。

早く起きれば、眠くなっていつもより早く眠る→早く起きるというリズムを作ることができます。

 

起きたら日の光を浴びる

早く起きることができたら、日の光を浴びましょう。

 

日光を浴びることで、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌が活性化されます。

セロトニンには、頭をすっきりさせることやストレスを感じにくくするなどの機能があります。

つまりセロトニンがしっかり分泌されると、1日心身が安定した状態で過ごせるということです。

 

また、セロトニンは夜には分泌が抑制され、夕方以降からセロトニンをもとにメラトニンというものが分泌されます。

メラトニンには心身をリラックスモードにすることで、睡眠を促すことや、体内時計を調整する機能があります。

朝に日光を浴びると、体内時計がリセットされ、メラトニンの分泌が抑制されます。

 

つまり、夜にしっかりと眠り、朝にちゃんと起きるという朝型の生活に切り替えるためには、

午前中までに日光を浴びて、セロトニンをしっかりと分泌させることが重要となってます!

朝散歩で日光を浴びるのがおすすめですが、

まずは朝起きてすぐカーテンを開けたり、朝食は窓の近くでとるようにしたり、朝起きたら目に太陽の光を入れる!と意識することから始めてみましょう!

 

 

朝食をとる

体を目覚めさせるために、朝食を食べましょう。

朝からしっかりエネルギーをチャージすることで、その日1日活動的に過ごすことができます。

 

寝る前にやるべきことを逆算して行動する

宿題、勉強、ご飯、お風呂、翌日の準備など、学校から帰ってきたらやらなければいけないことがたくさんありますよね。

 

やることをやっていたらこんな時間になってしまった!という経験をしたことがある人もいると思います。

寝るのが遅くならないためには、やるべきことを逆算して行動するのがおすすめです!

 

To doリストを作るのもいいと思います。

明日は〇時に起きる→睡眠時間は〇時間ないと調子が良くないからそのためには○時には寝る→やらなければいけないことは〇個ある→これは○時までに終えて、これは間に合わないから明日やることにする……など、時間を区切ると効率も上がり、優先順位も明確になります。

 

朝に楽しみを作る

いろいろなコツを紹介しましたが、やっぱり早起きは難しくて辛いですよね、、、

そんな方は朝に楽しみを作っておくというのはいかがでしょうか?

 

好きな朝ごはんや飲み物を用意しておく、〇日早起きを継続できたらいつもは買わないちょっと良いアイスを買うなど、小さな楽しみを準備しておくと起きるのが少しだけ楽しみになり、習慣化させることができるかもしれません。

 


 最後に

いかがだったでしょうか。

 

朝に勉強するメリットは受験生にとって大きいものですよね!

興味があれば、切り替えるコツを参考にしてぜひ実践してみてください!

 

もちろん無理して切り替えるのはおすすめできません。

体調と相談しながら自分に合ったスタイルを見つけていきましょう!