奨学金は「借金」なの?高校・大学進学前に保護者が知っておきたいお金の仕組み
- ✅ 奨学金にはどんな種類があるか、「もらえるお金」と「返すお金」のちがい
- ✅ 奨学金を借りたときに、将来いくら返すことになるかのイメージ
- ✅ 進学について今から自分でできる「お金のこと」の考え方
- ・ 高校や大学への進学を考えていて、お金の仕組みが気になっている人
- ・ 「奨学金って何?」と思ったことがある人
- ・ 将来のことを自分でしっかり考えたい中学生
奨学金(しょうがくきん)って、そもそも何?
「奨学金」という言葉を聞いたことはありますか? 進学するためのお金が用意できないとき、その代わりに使えるお金のことを奨学金といいます。ただし、奨学金には大きく2種類あって、返さなくていい「給付型(きゅうふがた)」と、返す必要がある「貸与型(たいよがた)」があります。この2つのちがいをしっかり理解しておくことがとても大切です。
給付型と貸与型のちがい
- 🎁 給付型(きゅうふがた):もらえるお金。返す必要がない。成績や家庭の状況によって決まる。
- 💳 貸与型(たいよがた):借りるお金。社会に出てから少しずつ返していく必要がある。
日本でいちばん多くの人が使っているのは、「日本学生支援機構(JASSO)」の貸与型奨学金です。貸与型は「借りたお金を将来返す」という意味では確かに借金の一種です。でも、銀行のローンとはちがって、利子(りし)がとても低い(または0円の)ものもありますよ。
借りたら将来どのくらい返すことになるの?
たとえば、大学4年間、毎月5万円の奨学金を借りたとします。4年間で借りる合計は約240万円になります。卒業して働き始めたあと、一般的には毎月1万5千円〜2万円ほどを、約15〜20年かけて返していくことになります。
💡 ポイント:「利子(りし)」があるかどうかもチェック!
JASSOの奨学金には「第一種(だいいっしゅ)」と「第二種(だいにしゅ)」があります。第一種は利子が0円(無利子)で、成績や収入の条件がやや厳しめです。第二種は利子がありますが、借りられる金額の幅が広く、採用されやすいという特徴があります。どちらを選ぶかによって、最終的に返す合計金額が変わってきますよ。
奨学金は「怖いもの」じゃない。でも、ちゃんと知ることが大事!
「借金」と聞くと怖いイメージを持つかもしれません。でも、奨学金は「自分の将来のために使う投資(とうし)」とも考えられます。大切なのは、「なんとなく借りる」のではなく、どのくらい借りて、いつ、いくら返すのかをしっかり理解した上で使うことです。
また、奨学金だけがお金の手段ではありません。たとえば、都道府県や市区町村が独自に用意している給付型の奨学金、高校や大学の「授業料免除(じゅぎょうりょうめんじょ)」制度、企業や財団が提供する奨学金など、返さなくてよいお金の制度もたくさんあります。進学を考えるなら、こうした選択肢(せんたくし)も早めに調べてみましょう。
中学生の今からできること
「まだ中学生だから関係ない」と思うかもしれませんが、今から知っておくことにはとても大きな意味があります。お金のことを早めに理解しておくと、進路を選ぶときに「行きたい学校」と「お金の現実」の両方をふまえた判断ができるようになりますよ。
- 📖 進学したい高校・大学の費用を調べてみる
- 🔍 給付型奨学金の制度を検索して、どんな条件があるか確認してみる
- 💬 家でお金や進学についての話題を出してみる
- ✏️ 「自分がなりたい職業」「行きたい学校」をノートに書き出してみる
「お金のことは大人になってから」ではなく、中学生のうちから少しずつ知識を増やしておくことが、あなたの将来の選択肢を広げることにつながります。勉強と同じように、知っているだけで損をしなくて済む場面がたくさんありますよ。
奨学金には「返さなくていい給付型」と「返す必要がある貸与型」の2種類があります。貸与型は確かに借りたお金を返す仕組みですが、うまく活用すれば進学の大きな助けになります。大切なのは「なんとなく使う」のではなく、しっかり仕組みを理解してから判断すること。中学生の今から、進学にかかるお金のことを少しずつ知っておくことが、将来のあなたを助けてくれます。まずは気になることを調べるところから始めてみましょう!あなたの未来はあなたが切り開いていけますよ。